こんにちは!週明けの静かな幕開けから一夜明け、東京市場では日本の景気実態を示す重要な指標が発表されました。本日も為替市場の動きを分かりやすくお届けします。

2026年5月12日(火曜日)、東京為替市場のドル円は1ドル=153円台後半から154円台前半での推移となっています。今朝発表された日本の賃金統計では、物価高に賃金が追いつかない厳しい現状が浮き彫りとなりました。一方、市場の視線はすでに今週最大の山場である「アメリカ物価指標(CPI)」に向けられており、様子見ムードが強まっています。

本日の最新相場状況と、トレードで注意すべきポイントを一次情報を元に徹底解説します。

本日の重要ポイント(まとめ)

今日の相場で絶対に外せない情報を整理しました。

  • ドル円は154円を挟んだ小動き: 介入後の円高トレンドが一服し、154円台を回復しようとする動きと戻り売りの攻防。
  • 日本の実質賃金が24ヶ月連続マイナス: 今朝発表の統計で「家計の苦しさ」が再確認され、日銀の早期利上げ期待が後退。
  • 米PPI・CPI待ちの「死んだ相場」: 週後半の米物価指標が出るまで、大口投資家が動きにくい「凪(なぎ)」の状態。
  • 「155円」が心理的な関門: 160円からの急落後、155円を超えて円安が進めるかどうかが目先の焦点。
  • 今夜、米要人発言が相次ぐ: FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言でドルの金利見通しが揺れる可能性。

国内ニュース:日本の実質賃金、過去最長のマイナス更新

[Image of 買い物袋と円相場チャートのイメージ]

本日午前8時50分に厚生労働省が発表した「3月の毎月勤労統計調査」の結果が、じわりと円売り要因として効いています。

日銀が利上げしにくい理由

  • 実態: 基本給などは上がっていますが、それ以上に物価が上がっているため、私たちが実際に使えるお金(実質賃金)は2年前から減り続けています。
  • 影響: これにより「日本の景気はまだ弱い」と判断され、日本銀行が追加の利上げを急ぐことが難しくなっています。金利差が縮まらないという安心感から、ドル円の下値が支えられている側面があります。

市場の心理:なぜ154円台で止まっているのか?

先週の「介入ショック」の記憶が鮮明な中、投資家は非常に神経質になっています。

1. 「戻り売り」を狙う勢力

160円から151円台まで落ちた後、少し戻ってきたところで売りたいと考える投資家が多く、154円台後半から155円にかけては非常に強い「壁」が形成されています。

2. 「押し目買い」を狙う勢力

一方で、米国の雇用統計などが弱かったとはいえ、ドルの金利は依然として日本より圧倒的に高いです。そのため、「下がれば買いたい」という実需の買いも153円台で根強く残っています。

【初心者向け】今日役立つFX用語解説

  • 実質賃金(じっしつちんぎん): 私たちがもらうお給料の金額から、物価の上昇分を差し引いた「本当の買い物の力」。
  • PPI(卸売物価指数): 企業同士が売買するモノの価格。CPI(消費者物価指数)の前触れとなるため注目されます。
  • 凪(なぎ): 風がなく波が穏やかなこと。FXでは注文が少なく価格がほとんど動かない状態を指します。

今夜から明日朝にかけての注目スケジュール

今夜は、米国の金融政策に関わる重要人物たちの発言に注目です。

まとめ:今日のトレード戦略

  1. 「無理に動かない」のが勝機: 今週は木曜日・金曜日が本番です。今の段階で大きな勝負に出ると、木金でチャンスが来た時に資金が足りなくなるリスクがあります。
  2. 153.50円〜154.50円のレンジを意識: この狭い範囲で反発・反落を狙う「逆張り」が、短期的な戦略としては有効かもしれません。
  3. 米CPIに向けたポジション整理: ポジションを持ちすぎている方は、今夜のうちに少し整理して、急な変動に備えることをおすすめします。

激動の後の「静寂」は、次なる嵐への準備期間です。冷静に国内の指標と今夜の米高官発言をチェックし、一歩一歩着実なトレードを心がけましょう!

出典・参考元(一次情報)

※投資の最終判断はご自身で行ってください。本記事は情報提供を目的としています。

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